Wines

体系化によるワインづくり

テロワールを大切にするためぶどう品種と畑を体系化し、ワインづくりを行っています。
日本固有の品種を日本の土地で育て、その地で醸造する。
その年その場所でしか生み出せない味わいとの出会いを追求しています。

ぶどう品種

MGVsでは、日本固有の2品種を栽培し、ワインを製造しています。

Kシリーズ

白ワイン用ぶどう

甲州

日本固有の勝沼伝統品種

私たちの白ワインは、甲州ぶどうから造ります。甲州ぶどうは勝沼町で古くから栽培されている日本独自の品種で、熟すると果房が藤色になります。この果汁は、緑がかった白色ですが、空気に触れて、酸化されると褐色に変色しやすいのです。できるだけ空気に触れないようにして、きれいな果汁を得ることが重要です。

Bシリーズ

赤・ロゼワイン用ぶどう

ベーリーA

日本ワインの祖が開発した日本固有品種

赤ワインは日本ワインの祖・川上善兵衛氏が開発した日本固有の品種、マスカット・ベーリーAというブドウです。マスカット・ベーリーAも日本固有の品種で、果皮が黒いブドウです。赤ワイン造りは、この果皮の色素をワインに溶出させるため、果皮や種と果汁がいっしょになったもろみを醸す発酵を行います。


商品名について

MGVsのワイン名は全てアルファベットと3ケタの数字によって表されます。
MGVsでは、ぶどうの品種や産地特性だけでなく、仕込みと原料処理方法、発酵をはじめとした製造方法をどのように選択していくのかによってワインの仕上がりが異なるため、どのような土地で取れたぶどうが、どのような醸造方法で製造されたのかを明確にしています。

1桁目

【ぶどうの収穫地】

私たちは畑ごとにワインを醸造し、その土地の気候風土の恵みをそのままに、素直な味わいをお届けしたいと考えています。専属の栽培家が丹精込めて作り上げた自社畑を中心に、山梨県内で収穫した新鮮なぶどうを搾汁しています。


2桁目

【仕込み・原料処理方法】

Kシリーズ

白ワイン用ぶどう

1 フリーラン 自然に流出する一番果汁
2 ショートマセレーション 短時間、果皮・種子と一緒に醸してからとる果汁
3 フリーラン+プレス混合 自然に流出する一番果汁と加圧圧搾した果汁の混合
4 プレス果汁 加圧圧搾した果汁
5 濃縮果汁 絞った果汁から水分のみをとばし糖度を上げた果汁

Bシリーズ

赤・ロゼワイン用ぶどう

1 ブラッシュ 白ワインのフリーランと同じ仕込みの果汁
2 セニエロゼ 短期間、果皮・種子と一緒に醸してから抜き取った果汁
3 かもしロゼ 果皮の色が少し抽出されたときに加圧圧搾した果汁
4 かもし赤 果皮・種子と果汁を一緒にし果皮の色を十分に抽出した果汁
5 セニエ濃縮かもし セニエで抜き取り果皮の量が増え凝縮感のある色の濃い果汁

3桁目

【製造方法】

Kシリーズ/ Bシリーズ

白ワイン・赤ワイン共通

1 ステンレスタンク発酵 ステンレスタンクでアルコール発酵
2 ステンレスタンク発酵+シュールリー 春(6ヶ月以上)まで滓引きをしないでステンレスタンク発酵
3 ステンレスタンク発酵+樽熟成 ステンレスタンクでアルコール発酵後に木樽に移し熟成
4 樽発酵+ステンレスタンク貯蔵 木樽でアルコール発酵後にステンレスタンクに移し熟成
5 樽発酵+樽熟成 木樽でアルコール発酵後に別の木樽に移し熟成
6 オリジナルブレンド ワインの味わいによりさらなる深みを出すためのブレンド(アッサンブラージュ)
7 タンク内二次発酵(発泡ワイン) スティルワインをタンク内で二次発酵(シャルマ方式)
8 瓶内二次発酵(発泡ワイン) スティルワインを瓶内で二次発酵(トラディショナル方式)

ワイン造り

ぶどうづくり

ワイン造りはぶどう作りからです。そこにぶどうがあるからワインが造れるのです。良く熟したぶどうは、果物の中で最も糖度が高くなります。甘く感じられる果物は他にも沢山ありますが、ぶどうは酸味が強いのでそれほど甘くは感じられず、糖度が一番高いことは意外と知られていないかもしれません。しかし、酵母はそれを知っています。

仕込み

酵母は単細胞の小さな生物です。果汁の糖分を食べて、アルコールを造ります。その果汁の糖度に応じて、アルコール度数も高くなります。ところで、私たちにとっては、アルコール度数が高いだけでは、美味しいワインとは限りません。そのぶどう由来の風味の強さと、アルコール度数の調和がとれて、はじめて美味しい飲物となるわけです。風土・天候・ぶどう作りの努力、そして酵母、醸造に携わるメンバーの思いが合算されたものが、ワインです。
酵母は、快適な環境下で増殖し、10日間程度かけて果汁中の糖分を全部食べ、アルコールを造ってくれます。私たちの醸造設備では、酵母に適した低温の温度管理ができる発酵タンクと、果汁が空気に触れる可能性がある箇所には、窒素ガスがふんだんに噴き出すシステムがあり、色や香がきれいなワインが出来上がります。

熟成

熟成工程では、滓引き等で酵母をとり除き、輝きのある液体に仕上げます。発酵の終わった酵母を含んだ滓は、果実の風味をマスキングするような臭いもあるので、それを取り除くことで、果実風味の豊かな飲物に変わっていきます。早くて白ワインで半年、赤ワインで1年程度の熟成期間を経て、瓶詰めをします。
瓶詰めはクリーンルームで行い、異物や埃などの混入を防ぎ、衛生管理を徹底しています。
また瓶の中でも熟成は進み、さらに香りが豊かに、華やかになっていきます。

蔵出し

瓶詰めしたワインは、瓶で熟成させることにより、香味が丸くなります。醸造家が熟成度のタイミングを判断し、蔵出しをします。