栽培家の想い

世界中で様々なブドウが栽培され、そのぶどうから各ワイナリー独自のワインが醸造され流通していますが、同じ品種のぶどうでも栽培している地域や気候によって、またワイナリーでの醸造技術によって味の違ったワインとなります。
ワインは100%ぶどう果汁そのままが発酵したものなので、栽培したぶどうが重要となってきます。
同じぶどう品種でも栽培する地域によって特性があり、その特徴を活かせるぶどう作りをし、より良いワインになるよう我々栽培従事者は日々畑に行きぶどうの様子を確認し、我が子のように一つ一つ手を掛けています。
当社ワイナリーのすぐ脇には日川という清流が流れており、その側にあるぶどう畑は日川によって出来た畑です。2尺も掘れば川砂や丸みの帯びた石がよく出てきます。この台地と水、そして笹子おろしの風によってぶどうも成育されるのです。
ただし自然相手なのでその年の天候や病害虫によって大きく影響されます。天候だけは人間の力ではどうすることもできないことです。自然環境や天候により必ずしも栽培者が思ったぶどうに育ってくれるのではありません。
しかし毎日ぶどうを見れば様子がよく分かります。当たり前のことを毎日確認し、最良の方法でぶどうづくりを行うこと。
常に最新の情報を仕入れながらぶどうと向き合い、より良いワインが出来るよう、栽培チーム一同、精進して参ります。